無観客のため、唯一の観戦手段となったライブ配信に期待が集まりました。ライブ配信の予算は大会運営費1,500万円の中から130万円、企業の協賛200万円の合計330万円でした。ライブ配信をより魅力ある映像にするため、以下の取り組みを行いました。
(1) アクセス増加に向けた主な取り組み
①ドローン専用艇をチャーターしドローン撮影を行いました。(写真1)
②早慶エイトのピッチや速度を実況・解説席のモニターで表示しました(写真2)
③レース以外の映像として、早慶両校PV、早慶戦SNS動画、過去レースハイライト、協賛企業CM等の映像ライブ配信で放映しました(写真3、写真4)。
④コース図で両校エイト艇の位置を表示しました。テロップに両校エンブレムを入れて格調高い質感となるよう工夫しました(写真5、写真6)。
⑤クラウドファンディングの応援メッセージをライブ放映で紹介しました(写真7)。
⑥Coxの頭にGoProを装着してもらい、Coxからの映像を収録しました(写真8)。
(2) 現地の運営スタッフ協力
ライブ配信チームは、カメラマンや映像スタッフを含め総勢37名の大所帯となり碧水会から9名、学生6名が参加しました。大会当日の混乱を避けるため、前日はZoomによる事前説明会を実施しました。風は強かったものの、幸運にも雨は降らず晴天に恵まれ、無事に全6レースのライブ配信を行うことができました。
(3).結果
ライブ配信の結果は以下の通りです。
①ライブの延視聴数が1.3万に達し、第88回と比べて70%増と大幅に増加しました。
②SpeedCoarchのデータを遠隔で表示できたことで、実況解説への活用だけでなく、次回ではレース映像にピッチや速度を表示する予定です。
③ドローンは、スタート時の頭上からの映像や、レース中の上空からの俯瞰映像を映し出すなど臨場感のある映像をお届けできました。今回、ドローン活用のノウハウができたので、次回以降はもっとドローンを増やしたい考えです。
④慶應第二エイトのCoxからの映像はとても鮮明で迫力があり面白い映像が撮れました。次回は是非対校エイトで早慶両校Coxに装着してもらいたいと考えています。
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