第90回早慶レガッタ支援活動報告

活動報告
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2021年4月26日 

栗原修一(1984年卒) 

 4月18日に第90回早慶レガッタが2年ぶりに開催されました。コロナ禍への対応ということで無観客となり、レース数も限られた開催となりましたが、碧水会が行った早慶レガッタへの支援活動の内容と結果について報告いたします。 

1.運営委員としての参画 

 第90回早慶レガッタ運営委員会は2020年11月から計8回開催されました。碧水会からは、栗原(S59)、小寺(S60)、山本(H3)、現役部員からは一藁主務(4年)が委員として出席しました。広告金・協賛金については、50万円程度を目標の上限として協力し、運営委員会ではライブ配信チームを専門に担当することになりました。

2. 広告金・協賛金の協力

 広告金は、OB有志グループ、保護者グループ、企業、団体(11件)より205、000円、協賛金は、OB、碧水会(15件)より263,000円のご協力をいただき、合計468,000円 となりました。ご協力いただいた皆様に深く感謝申し上げたいと思います。

 なお、今回、運営委員会が協賛金の申込・支払サイトを開設し、簡単にクレジット決済できるようになりました。協賛金ご協力者の多くがこのサイトを利用されたそうです。

3.ライブ配信の企画運営

 無観客のため、唯一の観戦手段となったライブ配信に期待が集まりました。ライブ配信の予算は大会運営費1,500万円の中から130万円、企業の協賛200万円の合計330万円でした。ライブ配信をより魅力ある映像にするため、以下の取り組みを行いました。

(1) アクセス増加に向けた主な取り組み

①ドローン専用艇をチャーターしドローン撮影を行いました。(写真1)

②早慶エイトのピッチや速度を実況・解説席のモニターで表示しました(写真2)

③レース以外の映像として、早慶両校PV、早慶戦SNS動画、過去レースハイライト、協賛企業CM等の映像ライブ配信で放映しました(写真3、写真4)。

④コース図で両校エイト艇の位置を表示しました。テロップに両校エンブレムを入れて格調高い質感となるよう工夫しました(写真5、写真6)。

⑤クラウドファンディングの応援メッセージをライブ放映で紹介しました(写真7)。

⑥Coxの頭にGoProを装着してもらい、Coxからの映像を収録しました(写真8)。

(2) 現地の運営スタッフ協力

ライブ配信チームは、カメラマンや映像スタッフを含め総勢37名の大所帯となり碧水会から9名、学生6名が参加しました。大会当日の混乱を避けるため、前日はZoomによる事前説明会を実施しました。風は強かったものの、幸運にも雨は降らず晴天に恵まれ、無事に全6レースのライブ配信を行うことができました。

(3).結果

 ライブ配信の結果は以下の通りです。

①ライブの延視聴数が1.3万に達し、第88回と比べて70%増と大幅に増加しました。

②SpeedCoarchのデータを遠隔で表示できたことで、実況解説への活用だけでなく、次回ではレース映像にピッチや速度を表示する予定です。

③ドローンは、スタート時の頭上からの映像や、レース中の上空からの俯瞰映像を映し出すなど臨場感のある映像をお届けできました。今回、ドローン活用のノウハウができたので、次回以降はもっとドローンを増やしたい考えです。

④慶應第二エイトのCoxからの映像はとても鮮明で迫力があり面白い映像が撮れました。次回は是非対校エイトで早慶両校Coxに装着してもらいたいと考えています。

4.取り組み成果

最後に今回の早慶レガッタ支援活動の成果について総括したいと思います。

(1) 電子媒体としての「早慶レガッタ」の価値増大に貢献

LIVE延視聴数が1万を超えたことで電子媒体としての価値に一定の評価を得ることができました。東武鉄道グループの協賛に一役買ったほか、TBS番組に映像提供するなど、ライブ配信は次のステージへ一歩前進することができました。

(2) ICTの活用によるモニタリング技術の活用

 両校エイト艇のデータ、映像、音声がICTを使って遠隔で見られる時代がすぐそこまで来ています。コース全体を5Gでフルカバーできるようになれば、低コストで映像送信ができるものと期待されます。

(3) 現役部員名簿が大会プログラムに掲載

 大会プログラムの部員紹介のページに「早稲田大学理工漕艇部」として現役部員が掲載されました。第87回大会にレースが新設された女子学部対校レースの戦績欄が設けられました。コロナ禍の影響で慶應医vs早大理工のレースは中止となってしまいましたが、来年こそはレースが復活できることを願っています。

最後になりましたが、早慶レガッタは現役にとってボートシーズン最初のレースであり、冬場から春にかけての漕力向上のモチベーションになっています。また新人勧誘の絶好の場でもあることから、我々OB会としても是非支援を続けていきたいと思います。皆様のご支援ご協力をどうぞよろしくお願いいたします。

以上

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